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月極駐車場の契約(流れ・ポイント・必要書類)について解説

月極駐車場の契約(流れ・ポイント・必要書類)について解説

初めて月極駐車場を契約する際、流れや必要なものが分からず、不安に感じる方は少なくありません。

この記事では、そんなお悩みを抱える方に向けて、月極駐車場の探し方から利用開始までの具体的な流れ、契約に必要な書類初期費用、そして契約で失敗しないためのチェックポイントまで、網羅的に解説します。

月極駐車場の契約は4ステップ!探し方から利用開始までの流れ

まずは、月極駐車場を実際に利用開始するまでの全体の流れを、4つのステップに分けて見ていきましょう。

1. 条件に合う駐車場を探す

まずは、あなたの条件に合う月極駐車場を探します。希望するエリア、設備、賃料の予算といった条件を決めておくとスムーズです。なお、賃料は同じエリア内でも立地や条件によって大きく変わるため、はじめから予算を固めすぎず、希望条件に沿った駐車場の相場に合わせて決めたり、「○○円以内」と幅を持たせておくと探しやすいでしょう。

主な探し方は以下の3つです。

インターネットで探す

インターネットで月極駐車場検索サイトなどを用いる方法は、希望条件に合致する駐車場を一覧で比較できるため、効率的な方法です。駐車場の写真や対応車種なども詳しく掲載されていることが多く、自宅でじっくり検討できます。

また、空き確認から契約までオンラインで完結する場合も多いため、不動産会社に足を運ぶ時間がない場合におすすめです。

地域の不動産会社に相談する

希望エリアの不動産会社に直接相談する方法です。ネットに掲載されていない物件を紹介してもらえたり、地域の情報に詳しいメリットがあります。

自分の足で歩いて探す

自宅や会社の近くなど、利用したいエリアが決まっている場合は、実際に歩いて探すのも有効です。「月極駐車場」「空きあります」といった看板を見つけたら、記載されている連絡先に問い合わせてみましょう。

2. 空き状況の問い合わせ

希望の駐車場が見つかったら、サイトや看板に記載されている管理会社やオーナーの連絡先に電話やメールで問い合わせます。その際、単に空いているかだけでなく、「利用開始はいつから可能か」「現地を見学することはできるか」といった点も合わせて確認すると、その後の手続きがスムーズです。

3. 申し込みと審査

空きが確認でき、条件にも納得できたら申し込み手続きに進みます。まず、申込書に必要事項を記入して提出します。このタイミングで、審査のため運転免許証や車検証のコピーの提出を求められることもあります。この申込情報をもとに管理会社やオーナーによる審査が行われます。

審査では主に「賃料を毎月きちんと支払えるか」「安心して駐車場を貸せる人物か」「申し込んだ車両が駐車場のサイズに収まるか」といった点がチェックされます。

4. 契約手続きと利用開始

審査に通ったら、いよいよ最終ステップです。

まず、契約書の内容をよく確認して署名・捺印し、必要書類を提出します。これらの手続きが済んだら初期費用を支払い、契約締結となります。

契約が完了すると、駐車場の利用に必要なゲートのリモコン・鍵などが渡されます。これらを受け取り、指定された利用開始日から駐車場を使い始められます。

一般的に、申し込みから利用開始までは5日〜2週間程度かかることが多いです。特に、遠方からの契約で書類を郵送でやり取りする場合は、さらに時間がかかることも見越して、早めに準備を始めましょう。

月極駐車場の契約に必要な書類

月極駐車場の契約に必要な書類は、一般的には以下が求められることが多いです。

  • 運転免許証の写し
  • 車検証の写し
  • 収入証明書類の写し (源泉徴収票、確定申告書、課税証明書など)
  • 住民票
  • 連帯保証人の書類 (保証人が必要な場合)

これから車を購入予定であったり車検中などで、契約時に車検証が提出できないときは、その旨を管理会社・オーナーに相談しましょう。基本的には、契約時はパンフレットなどを参照して車種やサイズを伝え、車検証が発行され次第、後ほど提出する場合が多いです。

なお、運転免許証・車検証のコピーについては、契約手続き前の申し込み時点で提出を求められる場合もあります。

また、法人契約の場合は、上記に加えて以下も求められることが一般的です。

  • 登記簿謄本

さらに、駐車場によっては以下の提出を求められることもあります。

  • 任意保険証の写し
  • 印鑑証明

駐車場内で万が一事故が起きた際の補償能力を確認するため、任意保険への加入を条件としている駐車場もあります。また、契約の信頼性を高めるため、実印での捺印と印鑑証明書の提出を求められる場合もあります。

なお、当社が運営するPark Direct(パークダイレクト)での契約の際は、「運転免許証」「車検証」が必須です。法人名義での契約の場合は、加えて「会社謄本の写し」(発行から3ヶ月以内のもの)をご提出いただいています。また、駐車場によっては「任意保険証の写し」のご提出が必要な場合もあります。スムーズに手続きを進めたいときは事前に必要書類を確認しておきましょう。

月極駐車場の契約時にかかる初期費用【内訳と相場】

月極駐車場の契約時には、月々の賃料とは別に初期費用を支払う必要があります。初期費用の総額は、一般的には賃料の3~4ヶ月分が目安ですが、内訳や金額は管理会社・オーナーによって異なります。ここでは、主な初期費用の内訳と相場を解説していきます。

前家賃

契約した月の賃料(日割り計算の場合もあり)と、その翌月分の賃料を前払いで支払います。

敷金(保証金)・礼金

敷金(保証金)は、賃料の滞納や設備を破損させた場合の担保として預けるお金で、基本的には何も問題がなければ解約時に返還されます(ただし、契約内容によっては一部または全部が返還されない特約が付いていることもあります)。相場は賃料の1〜2ヶ月分です。

礼金はオーナーへのお礼として支払うお金で、返還はされません。相場は賃料の1〜2ヶ月分(+消費税)です。

そもそも敷金・礼金が必要ない駐車場があったり、金額もさまざまですので、契約前にあらかじめ確認しておくと安心です。

仲介手数料

不動産会社などの仲介業者を通して契約した場合に支払う手数料です。相場は賃料の1ヶ月分(+消費税)です。オーナーが直接管理している駐車場などでは不要です。

事務手数料・保証料など

契約手続きの事務作業に対する手数料や、家賃保証会社を利用する場合の保証料が発生することがあります。

【具体例】初期費用は総額いくら?料金シミュレーション

実際にどのくらいの費用がかかるのか、シミュレーションしてみましょう。

賃料が20,000円、敷金・礼金・仲介手数料がかかり、月中契約(当月分の賃料は日割り)とした場合、以下のような金額となります。

  • 前家賃:33,000円((当月の日割賃料+翌月賃料)+消費税)
  • 敷金:20,000円(賃料1ヶ月分)
  • 礼金:22,000円(賃料1ヶ月分+消費税)
  • 仲介手数料:22,000円(賃料1ヶ月分+消費税)

合計:97,000円(税込)

あくまでも一例ですが、このように月額賃料の約5ヶ月分の初期費用が必要になるケースもあります。契約前に必ず見積もりをもらい、総額を確認しましょう。

契約前に確認すべき7つのポイント

契約後に「こんなはずじゃなかった……」と後悔しないために、月極駐車場を契約する前に注意すべきポイントを7つご紹介します。

駐車場の種類(平面式/機械式/立体自走式)

駐車場にはいくつかの種類があり、それぞれに特徴があります。メリット・デメリットを知ったうえで、自分の車のサイズや利用目的、頻度に合ったタイプを選びましょう。

  • 平面式:地面に直接駐車する駐車場で、出し入れが簡単なのが最大のメリットです。屋根のない「青空駐車場」と、屋根付きのタイプがあります。屋根のない場合は雨風や汚れのリスクがあり、屋根付きの場合は天候に左右されにくいですが、金額が上がる傾向にあります。
  • 機械式:パレットに車を乗せて機械で昇降・移動させるタイプ。セキュリティ性が高いですが、操作に時間がかかる、サイズや重量制限が厳しいといったデメリットがあります。
  • 立体自走式:複数階層になっており、自分で運転してスロープを上り下りするタイプ。屋根付きが多く、車が汚れにくいメリットがあります。

駐車区画の広さ・形状

駐車区画に、自分の車を停められる十分な広さがあるか確認が必要です。車のサイズぎりぎりだと、乗り降りや荷物の出し入れがしにくかったり、隣の車にドアをぶつけてしまったりする可能性があります。特に、大型SUVや外国車など車体が大きい場合は注意しましょう。

可能であれば、契約前に試しに駐車させてもらえるか管理会社に相談してみることをおすすめします。

夜間の明るさや防犯設備

夜間の駐車場の状況も確認しておくと安心です。特に繁華街の近隣や、人通りが少なく街灯がない場所では、車上荒らしやいたずらの被害にあう可能性もあります。駐車場内に街灯や防犯カメラが設置されているか、あらかじめ確認しておきましょう。

車庫証明(保管場所使用承諾証明書)が取得できるか

車を登録する際に必要な「車庫証明」を取得するためには、駐車場の管理会社・オーナーから「保管場所使用承諾証明書」を発行してもらう必要があります。駐車場によっては発行に対応していなかったり、発行に手数料がかかったりする場合があるため、契約前に必ず確認してください。

契約期間と更新料の有無

契約期間は1年または2年が一般的です。契約期間満了時に自動更新されるのか、更新手続きや更新料が必要なのかをチェックしましょう。

解約の方法と違約金の有無

将来的に引っ越す可能性がある場合、解約方法の確認は必須です。「解約の際は1ヶ月前までに申し出る」といった予告期間や、契約期間の途中で解約した場合の違約金の有無などを確認しておきましょう。

場内でのトラブルに関するルール

駐車場内での洗車や荷物の保管が禁止されているなど、独自のルールが定められている場合があります。トラブルを避けるためにも、契約書や利用規約にしっかり目を通しておきましょう。

月極駐車場契約でよくある失敗例と対策

例1:サイズはOKでも、柱や壁が邪魔で乗り降りしにくい

駐車区画の寸法上は問題なくても、隣の柱や壁、隣接する車との関係で、実際に停めてみるとドアが十分に開けられず、乗り降りが非常にしづらいケースです。愛車のサイズが大きい、機械式などで駐車場のサイズ制限があるなどで不安な場合は、可能であれば、契約前に現地で実際に試し入れをしてみるとよいでしょう。管理会社に相談してみてください。

例2:機械式の待ち時間が想定外に長い

セキュリティ性が高く安心な機械式駐車場ですが、朝の通勤ラッシュ時など、利用者が集中する時間帯は操作の待ち時間が長くなりがちです。「急いでいるのに出庫できない…」とストレスを感じることも。自分のライフスタイルを考え、通勤時間帯などに実際に操作にかかる時間を確認しておきましょう。

例3:急な転勤で解約したら高額な違約金が発生した

契約書をよく確認していなかったため、契約期間の途中で解約する際の違約金についての条項を見落としていた、というケースです。契約時に、中途解約の条件や違約金の有無に関する条項を必ず確認しておきましょう。

例4:更新料を考えたら結果的に割高だった

月額賃料の安さだけで選んでしまった結果、毎年高額な更新料が必要で、数年単位で見ると近隣の他の駐車場よりトータルコストが高くついてしまった、という失敗談です。賃料だけでなく、更新料などを含めたトータルコストを計算し、比較検討することが重要です。

月極駐車場の契約に関するQ&A

Q. 満車の場合、予約はできるのでしょうか?

A. 対応は管理会社やオーナーによりますが、空きが出たときに優先的に連絡を貰えるサービスを提供している場合があります。希望の駐車場が満車の場合は、一度問い合わせてみるとよいでしょう。

なお、当社が運営するPark Direct(パークダイレクト)では「空き待ち予約」機能をご提供しています。パークダイレクトで気になる駐車場を見つけたものの満車だった場合、Web上で予約が完結します。

Q. 短期契約できる駐車場はありますか?

A. 月極駐車場の契約は1年単位であることが多いのですが、中には数ヶ月単位での短期契約が可能な駐車場もあります。ただし、その分賃料が割高になったり敷金・礼金が必要にならないか、初期費用をはじめとする金額面での条件を確認することをおすすめします。

Q. 契約後の解約はどのようにすればいいですか?

A. 一般的には、契約書に定められた予告期間までに、管理会社へ書面で解約を申し出る必要があります。電話一本で解約できるケースは少ないため、必ず契約書で手続き方法を確認しましょう。

なお、解約手続きに関する詳細は、以下の記事をご参照ください。

月極駐車場の解約手続き完全ガイド|タイミングと流れ・費用・注意点を解説

まとめ

本記事では、月極駐車場の契約について網羅的に解説しました。契約までの流れ4ステップや、免許証・車検証などの必要書類と初期費用について、あらかじめ把握しておくと実際の手続きがスムーズになります。

また、契約前に確認すべき7つのポイントを押さえて、現地の確認と契約書のチェックを行うことで、納得感を持って契約に臨めるでしょう。

この記事を参考に、あなたにぴったりの駐車場を見つけ、スムーズなカーライフをスタートさせてください。

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ここまで月極駐車場契約の様々なステップや手続きについて解説してきましたが、「やっぱり手間がかかりそう……」と感じた方もいるかもしれません。そんな方におすすめなのが、月極駐車場検索・契約サービス「Park Direct(パークダイレクト)」です。

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  • 2025年6月16日時点の情報に基づき記載した記事です。
  • こちらの記事は参考情報として記載しているもので、記載内容に関しては必ずご自身でご確認いただくと共に、必要に応じて管轄警察署、監督官庁、各士業その他専門家にお問い合わせください。
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