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月極駐車場のトラブル6選!事例別対処法と予防策も解説

月極駐車場のトラブル6選!事例別対処法と予防策も解説

月極駐車場を契約する際や利用中に、なにかトラブルに巻き込まれたらどうしよう……と不安に感じる方は少なくありません。大切な愛車を守り、安心して駐車場を利用するためには、起こりうるトラブルの種類と、その対処法、そして何よりもトラブルを未然に防ぐための予防策を知っておくことが重要です。

この記事では、月極駐車場でよくある6つのトラブル事例を網羅的に解説します。駐車場トラブルを避け、快適なカーライフを送るための一助となれば幸いです。

「無断駐車・不正駐車」による駐車場トラブル

自分の契約しているスペースに見知らぬ車が停まっている「無断駐車」は、月極駐車場で最も頻繁に起こりうる駐車場トラブルの一つです。自分の車が停められず、通勤や急な外出時に非常に困るだけでなく、常習化すると大きなストレスになります。

具体的な対処法

無断駐車に対しては、基本的に自分で対処するのではなく契約している駐車場の管理会社やオーナーに対応をお願いすることになります。

1. 証拠の保全

まずは冷静に、証拠の保全を行いましょう。無断駐車されている車両のナンバー、車種、色、駐車日時、駐車状況などをスマートフォンなどで写真や動画に記録します。

2. 管理会社・オーナーへ連絡

あとは、管理会社に速やかに連絡し、保存しておいた証拠を共有して、然るべき対応をしてもらいます。

管理会社の対応として考えられるのは、張り紙による警告や、カラーコーンの設置、警告看板や防犯カメラといった、予防に繋がる設備の追加などです。

また、何度も繰り返されたり、長期間に渡ったりといった悪質な無断駐車の場合は、管理会社から警察に通報することも考えられます。ただし、月極駐車場という私有地内でのトラブルに対して、警察は必ずしも動いてくれるとは限りません。

3. 無断駐車のせいで有料駐車場を利用した場合は領収書をとっておく

無断駐車によって自分の駐車区画に車を停められず、やむを得ずコインパーキングなどの有料駐車場を利用した場合、その際の領収書は必ず保管しておきましょう。

もし悪質な無断駐車が続き、弁護士に相談の上法的措置を講じることになった際、無断駐車の実行者に損害賠償として請求できる可能性があります。ただし、実際に請求できるかどうかは状況や法的な判断によりますので、管理会社や弁護士などの専門家に相談することをおすすめします。

「車上荒らし・盗難・車両へのいたずら」による駐車場トラブル

夜間や人通りの少ない駐車場で、窓ガラスを割られて車内の金品やカーナビが盗まれる「車上荒らし」、タイヤをパンクさせられたり、車体に傷をつけられたりする「いたずら」といった犯罪被害も駐車場トラブルとして深刻です。

具体的な対処法

車上荒らしなどは「器物損壊」や「窃盗」といった罪に問われる刑事事件にあたるため、まずは警察へ通報することになります。

1. 現状のまま警察へ通報

被害に気づいたらすぐに110番通報し、警察官の指示を仰ぎましょう。現場の状況はなるべく触らずに保持することが重要です。警察官が到着したら被害届を提出します。

2. 管理会社・オーナーへ報告

警察への通報と並行して、駐車場の管理会社やオーナーにも被害状況を報告します。防犯カメラが設置されていれば、映像の確認を依頼できる場合があります。

3. 保険会社へ連絡

車両保険に加入している場合は、保険会社に連絡し、被害内容を伝えて保険金請求の手続きについて確認します。盗難やいたずらの内容によっては、保険が適用される可能性があります。

4. 証拠写真の撮影

被害状況を写真や動画で記録しておきましょう。保険請求や今後の対策検討の際に役立ちます。

「当て逃げ」「接触事故」による駐車場トラブル

車同士の接触や、車と人との接触、また駐車場の設備(フェンス、壁、ポールなど)に接触してしまう事故も、駐車場内で起こりうるトラブルの一種です。

具体的な対処法

1. もし怪我人がいれば救護、車の移動

まず最優先は人命救助です。怪我人がいる場合は、速やかに救急車を呼ぶなど必要な応急処置を行います。また、二次的な事故を防ぐため、可能であれば車を邪魔にならない安全な場所に移動させましょう。

2. 警察へ届け出る

当て逃げされた場合も、自身が事故を起こした場合も警察に届け出ましょう。事故が発生した日時、場所、負傷者の有無と負傷の程度、損壊したものと損壊の程度などを伝えます。

3. 管理会社・オーナーへ報告

駐車場の設備に接触してしまった場合はもちろん、それ以外の事故であっても管理会社やオーナーに報告します。防犯カメラの映像確認や、他の契約者への聞き取りなど、解決に向けた協力を依頼できる場合があります。

4. 証拠の収集と記録

事故現場の状況(車両の損傷箇所、相手車両のナンバーが分かる場合はその情報、接触箇所など)を写真や動画で詳細に記録します。ドライブレコーダーが付いている場合は映像を確認します。また目撃者がいれば、連絡先を聞いておくことも有効です。

5. 保険会社へ連絡

加入している自動車保険の保険会社に連絡します。事故の状況を伝え、その後の指示を仰ぎましょう。

6. 当事者間で話し合い

当事者間で連絡先(氏名、住所、電話番号、車両ナンバー、保険会社名など)を交換し、その後の修理や賠償について、保険会社を介して話し合いを進めるのが一般的です。

「はみ出し駐車」「幅寄せ駐車」による駐車場トラブル

隣の車が白線をはみ出して駐車していたり、自分の車のドアが開けられないほどギリギリに幅寄せして駐車されたりすると、自分の車の出し入れが困難になったり、乗り降りがしにくくなったりと非常に迷惑です。場合によっては、接触してしまうリスクも高まります。

具体的な対処法

1. 証拠写真の撮影

はみ出し駐車や幅寄せ駐車の状況を写真で記録しておくと、管理会社へ説明する際に役立ちます。日時も記録しておくと良いでしょう。

2. 管理会社・オーナーへ相談

駐車場の管理会社やオーナーに、具体的な状況(いつ、どの車が、どのようにはみ出しているかなど)を伝え、該当車両の契約者へ注意喚起をしてもらうよう依頼しましょう。

また、駐車スペースの白線が薄く見えづらくなっていることが原因だった場合、管理会社に白線を引き直してもらえないかお願いするのもよいでしょう。

「騒音」「ゴミ」による近隣住民や他の利用者とのトラブル

早朝や深夜の車のエンジン音、アイドリング、ドアの開閉音、あるいは音楽を大音量で流すことなどは、近隣住民や他の駐車場利用者にとって「騒音」となり、苦情やトラブルに発展することがあります。

また、駐車場内やその周辺にゴミが不法投棄されたり、吸い殻、空き缶などがポイ捨てされたりする「ゴミ問題」も、駐車場の美観を損ね、衛生的な問題を引き起こす駐車場トラブルです。

具体的な対処法

1. 管理会社・オーナーへ相談

騒音やゴミの問題に気づいたら、具体的な状況(いつ、どのような騒音か、どのようなゴミがどこに捨てられているかなど)を管理会社に伝えましょう。

管理会社が打てる手として、清掃、看板や掲示物での注意喚起、巡回の強化などが考えられます。

2. 自身もマナーを守る

当然のことですが、他の利用者の行動が気になる場合でも、まずは自身が騒音やゴミ出しのマナーを守ることが大切です。

駐車場設備に関するトラブル(故障・劣化・使い勝手など)

駐車場の設備の故障や老朽化、不具合などによるトラブルもあります。例えば、水はけが悪く常に水たまりができている、照明が切れているといった軽微なものから、地面が陥没していたり舗装が劣化して滑りやすくなっているなど安全性を損なうようなケース、機械式駐車場やゲートの故障といった車の出し入れができなくなる場合もあるでしょう。

具体的な対処法

1. 管理会社・オーナーへ速やかに連絡

設備の故障や劣化、不具合に気づいたら、すぐに管理会社やオーナーに連絡し、具体的な状況を伝えて修繕や改善を要求します。緊急性が高い場合は、その旨も伝えましょう。

2. 安全に関わる場合は利用を控える

例えば、機械式駐車場で異音がする、照明が全く点灯せず危険を感じるなどの場合は、無理に利用せず、安全が確認されるまで代替駐車場の手配などを管理会社に相談することも検討しましょう。

どこに相談すべき?駐車場トラブルの主な相談先と役割

駐車場トラブルに遭遇した際、どこに相談すれば良いのか迷うこともあるでしょう。主な相談先とその役割を理解しておきましょう。

管理会社・オーナー

月極駐車場の契約者にとって、最初の相談窓口となるのが駐車場の管理会社やオーナーです。駐車場の維持管理、契約者間の調整、規約に基づく注意喚起、設備不良の修繕など、駐車場運営に関する全般的な問題に対応します。無断駐車や迷惑行為、設備トラブルなど、多くの駐車場トラブルはまずここに相談することになります。

警察

盗難、車上荒らし、車両へのいたずら、当て逃げなどの犯罪行為や、人身事故を含む交通事故が発生した場合は、速やかに警察(110番)に通報し、届け出を行う必要があります。

保険会社

車両の損傷や盗難、事故の加害・被害に遭った場合、加入している自動車保険(車両保険、対物賠償保険、対人賠償保険など)の適用範囲や保険金請求について相談します。事故の相手方との交渉を代行してくれる場合もあります。

弁護士

管理会社への相談や、当事者間の話し合いだけでは解決が難しい損害賠償請求、示談交渉など、法的な対応や専門的なアドバイスが必要な場合には、弁護士などの専門家に相談することも検討しましょう。ただし、相談や依頼には費用が発生するため、事前に確認が必要です。

駐車場トラブルでやってはいけないNG対処法

駐車場トラブルに腹を立てて、つい感情的な行動をとってしまうと、事態が悪化したり、場合によっては自身が法的な責任を問われたりする可能性があります。

車両を勝手に移動・撤去する

無断駐車されている車を勝手に移動させたり撤去したりする行為は「自力救済」とみなされ、法的に問題となる可能性があります。自力で何とかしようとせず、まずは管理会社に対処法を相談しましょう。

車両に過度な警告をする(タイヤロック、罰金請求の張り紙を糊付けなど)

タイヤロックを装着したり、高額な罰金を要求する張り紙をする行為も危険です。タイヤロックは器物損壊罪、脅迫的な文言の張り紙や過度な金銭要求は脅迫罪とみなされる可能性があります。

感情的に相手に直接抗議・報復行為をする

はみ出し駐車や騒音トラブルなどで、相手に直接、感情的に抗議したり、嫌がらせのような報報行為をしたりするのは絶対に避けましょう。口論から暴行事件に発展したり、相手の車にいたずらを仕返ししたりすれば、自分が加害者になってしまいます。冷静に管理会社などを介して対応することが重要です。

泣き寝入りする・放置する

「面倒だから」「どうせ解決しないだろう」と諦めて、駐車場トラブルを放置したり、泣き寝入りしたりするのは得策ではありません。軽微なトラブルでも、放置することで状況が悪化したり、他の契約者にも迷惑が及んだりする可能性があります。まずは管理会社に相談し、解決の糸口を探ることが大切です。

今日からできる!駐車場トラブルの予防策

駐車場トラブルは、起きてしまってから対処するよりも未然に防ぐことが大切です。ここでは、月極駐車場の借主(利用者)が実践できる予防策を具体的に紹介します。

駐車場選びの時点でのチェックポイント

安心して利用できる月極駐車場を選ぶためには、契約前の現地確認が不可欠です。以下のポイントを重点的にチェックしましょう。

防犯設備

車上荒らしや無断駐車を未然に防ぐためには、駐車場の防犯設備が充実しているかを確認することが重要です。

  • 防犯カメラの設置状況(ダミーではないか、画質はどうか、死角は少ないか)
  • 場内照明の明るさ(特に夜間の状況を確認、LED照明かなど)
  • フェンスやゲートの有無、施錠管理の状況
  • 人感センサーライトなどの補助的な防犯設備の有無

管理体制

駐車場の清掃状況や巡回の頻度など、管理体制が整っていることも犯罪抑止に繋がります。また、近隣トラブルも防ぎやすくなるでしょう。

  • 清掃が行き届いているか(ゴミが散乱していないか、雑草が放置されていないか)
  • 定期的な巡回の有無(管理会社の看板に記載があるかなど)
  • 緊急時の連絡先が明示されているか、その対応時間はどうか

区画の広さと形状

はみ出し駐車や接触事故などのトラブルを未然に防ぐために、駐車スペースの広さや形状もチェックしておきましょう。

  • 自分の車が余裕をもって駐車できるか(ドアの開閉スペースも考慮)
  • 隣の区画との間隔、白線の引き方
  • 停めやすさ(切り返しに必要なスペース、柱の位置など)

トラブル防止のために利用者自身ができること

駐車場選びだけでなく、利用者自身の日々の心がけも駐車場トラブル防止に繋がります。

貴重品を車内に放置しない

車上荒らしの最大の予防策は、外から見える場所にバッグや財布、スマートフォン、ノートパソコンなどの貴重品を絶対に置かないことです。

車両の施錠を徹底する

短時間であっても、車から離れる際は必ず全てのドアをロックし、窓を完全に閉めましょう。サンルーフの閉め忘れにも注意が必要です。

防犯グッズの活用

車両盗難を抑止するためにハンドルロック、タイヤロックを用いたり、衝撃や不正なドア開閉を検知して警報音で威嚇するセキュリティアラームをセットするのも有効です。また、駐車監視機能付きのドライブレコーダーがあれば、なにか犯罪に巻き込まれた際や事故の際に証拠となる映像を録画しておくことができるでしょう。

駐車場マナーの遵守

当然のことながら、まずは自分がトラブルを引き起こさないよう、駐車場マナーを守るよう意識しましょう。自分の区画をはみ出さず隣の車に寄せすぎないように駐車する、ゴミのポイ捨てはしない、必要以上のアイドリングはせず、深夜早朝の騒音に気をつけるといった基本的なマナーを守ることが大切です。

車両保険への加入検討

万が一の盗難や当て逃げ、いたずらによる損害に備え、自身の車の年式や利用状況に合わせて適切な車両保険に加入しておくことも有効な対策です。

まとめ:正しい知識と対策で、安心して月極駐車場を利用しよう

月極駐車場におけるトラブルは、誰にでも起こりうる身近な問題です。 本記事で解説した事例と対処法、そして予防策を参考に、より安全で快適なカーライフを実現してください。

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  • 2025年5月20日時点の情報に基づき記載した記事です。
  • こちらの記事は参考情報として記載しているもので、記載内容に関しては必ずご自身でご確認いただくと共に、必要に応じて管轄警察署、監督官庁、各士業その他専門家にお問い合わせください。
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